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【WEBセミナー】ほっともっとのこだわり X 社員による深堀り
~社員によるブランドミッション創りの進め方と効果~Atstream Xross Talk

弊社主催のWEBセミナーにお申込みいただきありがとうございました。
対談後記として、今回のXross Talk(クロストーク)を企画した背景と骨子をまとめました。
文:アットストリームパートナーズ合同会社 佐藤 史子



◆なぜ「ミッション」や「ビジョン」、「パーパス」は組織に浸透しないのか

多くの企業が素晴らしい「ミッション」や「ビジョン」を策定されていらっしゃいます。
しかしながら社員はあまり「ミッション」、「ビジョン」についてピンと来ていなかったり、経営幹部の方であればなかなか浸透が難しいというお悩みを聞くことがありました。

本来は「ミッション」、「ビジョン」などは作ることが目的ではなく、企業活動、意思決定などはこれらに立ち戻ってされるものであるはずですが、なかなか難しいのが現状だと思います。

かつてはその原因は「浸透のプロセス」にあるのではないかと思っていましたが、実はそれだけではないのではないか、「社員が創る」ということが実は非常に重要な要素なのではないか、ということを実感する取り組みがありました。

現在「パーパス経営」や「ミッション」、「ビジョン策定」に悩まれている企業が多くいらっしゃるとの実感があるので、今回の気づきをぜひお伝えしたいと思い、このセミナーを企画しました。

◆なぜほっともっとの「ブランドミッション」は社員起点としたのか

そもそもなぜ「ブランドミッション」を作ろうと思ったのか、また「ブランドミッション」といえば外部に依頼して作ってもらうことが多くあるかと思いますが、なぜそうしなかったのでしょうか。

セミナーの中で山口様は以下のようなコメントをされていらっしゃいました。

●中期計画を策定する中で自分たちのコアとなる価値観がない、ということに気づいた。
●会社レベルでは創業精神、企業理念、5つのビジョンなどはあるが、ほっともっとのものがなかった。
●対外的なマーケティング目的ではなく、働いている現場のクルー、社員の拠り所を作りたかった。
●過去にも社長が中心となって作成したことがあったが、定着しなかった。

「働いている現場のクルーや社員の拠り所を作りたかった」という大きな目的を達成するためには「ブランドミッション」への共感と定着が大事なポイントになってくるため、社員から意見を集めて作る形式でやることになったということです。

◆ブランドミッション策定上のこだわり

●自分たちが信じられる・共感できる内容になっているか(きれいな言葉で、きれいにまとまりすぎていないか)
●自分たちの思いの強さが伝わる温度感のある言葉になっているか(便利な言葉が使われていないか)
●自分たちが誇りを持てるか
●ブランドミッションを聞いた社内・店舗の人たちが具体的になにをすれたいいのかイメージできるか

これはプレナス様、ワークショップを企画した弊社ともにこだわった部分です。「手触り感があるブランドミッション」というところにこだわりました。

◆現場に腹落ちさせる難しさ

「ブランドミッション」を現場に浸透させる際の難しさとして「ゴールがないこと」「成果が図りにくいこと」「答えが一つではないこと」がありました。

「ブランドミッション」の浸透を「認知」「理解/共感」「実践」と分けたときに、「「理解/共感」が最も難しく、特に店舗の現場は目の前の忙しさややるべき作業が多くある中で、「ブランドミッション」に込めた「思い」を理解・共感していただくことはなかなか難しいのが現状です。

「ブランドミッション」を根付かせることというのは「文化を醸成していくこと」であることを痛感している、ということでした。

◆最後に

「ブランドミッション」を社員が考え抜く意義は「自分たちが何のために働いているのかを突き詰めること、存在価値を考えること」であり、「ブランドミッション」の浸透の本質は「社内でこのブランドのファンを増やしていくこと」ではないか、

そして本気のブランドミッション浸透が生み出す真価としては「企業変革であり、企業風土の醸成である」ということを山口様とお話しし、クロストークは終了いたしました。

セミナー終了後、「まだまだ道半ばです」とのお言葉が山口様よりありましたが、プレナス様はこれからも「ブランドミッション」を問い続ける文化を大事にしたいとのことでした。

以上がトークでお話した骨子です。トークでお伝えした想い・ニュアンスなどは文章では伝わりにくいと思います。ご興味がございましたらお気軽にセミナー事務局までお問い合わせください。

ほっともっとのこだわりX社員による深堀り

このような方におすすめのセミナーです!

■ 事業やブランドの存在意義を明らかにすることで、組織を同じ方向に向かせたい方

■ 社員の働く意欲やモチベーションを上げたい方

■ 理念やビジョンなどを社内にどのように浸透させればよいのか模索されている方

■ パーパス経営に興味がある方

2010年代以降社会的成熟に伴い、本格的に多くの企業が存在意義を問われてきています。
今回は、「ほっともっと」のブランドを展開されている株式会社プレナス様をお招きし、「ブランドミッション策定~浸透まで取り組みに関する経営幹部の思い」や、「ブランドミッション策定時のポイント」「現場への浸透のための取り組み」についてご紹介いたします。

【セミナープログラム】

7月25日(火)
15:00 – 15:50

    ほっともっとのこだわり✕社員による深堀り
    ~社員によるブランドミッション創りの進め方と効果~
      

第1部「ブランドミッション策定までの道のり」

ー なぜ、ほっともっとのブランドミッションは社員起点としたのか
ー ワークショップのハードル
ー ブランドミッションに込めた思い

第2部「現場に腹落ちさせる取り組み」 

ー 浸透定着への考え方
ー 浸透する上での難所

第3部「ブランドミッション策定を社員起点にした効果」

第4部 まとめ



【登壇者】
株式会社プレナス
常務執行役員 事業開発推進グループ管掌
山口 智洋 様


1997年入社「ほっともっと」の店舗運営を担当した後、メニュー開発、商材仕入れに携わる。
2022年より中長期的な事業戦略に向け、「ほっともっと」「やよい軒」の店舗設備やマーケティング・仕入れ・店舗オペレーションなど全方位的な店舗モデルの再開発を行う。



株式会社プレナス 会社概要
https://www.plenus.co.jp/company/outline.html

持ち帰り弁当の「ほっともっと」、定食レストランの「やよい軒」、しゃぶしゃぶと本格飲茶の「MKレストラン」を、国内に約2,800店舗展開。

創業は1960年、当初はタイプライターやレジスターなどの事務機器を取り扱っていたが、1980年に食の分野に参入。創業時から続く「はじめに消費者ありき」の思いとともに、お客様にあたたかいおいしさとサービスをご提供。特に“ごはん”とつくりたてのおいしさに強いこだわりを持って事業を拡大。

事業の柱の一つである「ほっともっと」はつくりたてのあたたかいお弁当をお届けする、持ち帰り弁当チェーン。店舗数、売上ともに業界トップを誇り、日本全国47都道府県に店舗展開を広げ、 2023年3月末現在、2,451店舗を展開。

2022年3月、今後のプレナスグループの成長に向けた方向性を示した「新・成長戦略」を定め、中長期的な視点で物事を考え、挑戦するシン・プレナスへ進化。

【開催要綱】

タイトル Atstream Xross Talk
ほっともっとのこだわり ✖ 社員による深堀り ~社員によるブランドミッション創りの進め方と効果~
日時 2023年7月25日(火) 15:00 – 約50分
参加費 無料(事前申込要)
会場 オンライン
開催形式 対談形式
参加申込期間 7月12日(水)~7月25日(火)15:00まで申込可
※お申込者のみに、後日アーカイブ動画URLをお送りしますので、当日ご都合がつかない方も是非お申込みください。
申込ページ 本ウェビナーは終了いたしました
https://atstream.seminarone.com/xrosstalk230725/event/
お問い合わせ 株式会社アットストリーム セミナー事務局 山本 info@atstream.co.jp
主催 アットストリームグループ

【弊社登壇者紹介】

佐藤 史子 アットストリームパートナーズ合同会社 パートナー
トーマツコンサルティング(現 デロイトトーマツコンサルティング)、ベネッセコーポレーションを経て、 アットストリームに入社。
営業戦略立案や事業計画策定、KPIマネジメント等経営管理基盤構築、ブランドミッション策定など多くのプロジェクトに参画。

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