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アットストリームパートナーズの取組紹介Case Studies

【取組事例012】製造業における在庫適正化に向けた取り組み支援

取組の背景

  • 経営層は在庫に課題感を持ちながらも、どこから手をつけて良いのかが分からない状況であった。
    月次単位で、全体の在庫金額は把握しているが、何が悪さを引き起こしているか原因が分からず、適切な指示を出すことができずにいた。

  • 一方現場では、個々の品目の在庫は把握しているものの、それが会社全体でどのような悪さにつながっているか理解できていないため、効率的な在庫削減策を実施できていない状況であった。

  • 経営、現場ともに、局所的な在庫削減策は実施するものの、各部門での取組に依存しており、会社としての優先順位付けや現実的な削減目標が提示しきれていなかった。

【プロジェクトの進め方】

【問題解決フェーズ】

【成果実現のための成功要因】

成果・学び

  • 在庫分析フェーズでは、在庫実績データをもとに在庫特性別に在庫分析を行った。
    分析結果は、経営層を含めた全部門のトップと共有し、問題の原因を討議することで、全社的な課題認識の醸成を図った。
    本分析以前は、各担当部門ごとに感覚的な問題抽出が行われていたが、事実(定量データ)をもとにした分析を行うことで、経営層から現場までが事実をもとにした問題認識を共有できた。

  • 問題解決フェーズでは、過剰在庫となっている個別品目を優先改善対象と定義し、対策を推進した。
    また、過剰在庫、不動在庫となる前に対策を講じることを進め、新たな在庫問題の発生を未然に防止する手立てを講じた。

  • また今後も継続的に適切な在庫管理を行うことが必要であると考え、全社での在庫管理推進を行うための体制を構築した。
    具体的には在庫責任を明確化した上で、PDCAの各プロセスにおける管理指標とその関連部署を設定することで部門間連携を取りながら、月次で在庫実績を管理し、対策の進捗を管理することにした。

  • 全社取組として継続的に管理、対策を進めた結果、期末時点で、10億円(期初在庫の1/8のボリューム)の在庫削減が実現した。