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アットストリームパートナーズの取組紹介Case Studies

【取組事例003】SCM強化に向けた生販施策の実行とPDCA管理による経営成果創出

取組の背景

  • 実需要と実生産との乖離による欠品や過剰在庫が発生していた。

  • 欠品については、顧客との調整で販売部門の営業担当者は通常の拡販活動に専念出来ない状態となっていた。

  • 他方、全国数ヶ所にある生産&出荷向け倉庫の拠点間で在庫偏在が発生しており、資金効率の観点から総在庫月数を是正したい経営ニーズもあった。

  • そこで、連携が不足しがちな生販の部門間に統制を利かせるため、"第三者" による業務実態の検証と解決すべき課題の実行支援を経営層より依頼された。

  • まずは現状分析による課題抽出から重点的に改革すべき構想を策定し、具体的な解決施策へ落とし込む手順でプロジェクトを進めていった。

【代理店チャネルの問題構造】

【SCM戦略マップ=改革全体の鳥瞰図】

成果・学び

  • 現状分析(関係者インタビューやPSIデータ検証)から定性/定量両面の問題構造を分析し、現行課題の取りまとめ、その解決に向けた生販部門別や部門間の個別施策に関する合意を取り付け、経営層の承認を頂いた。
  • 次に主要施策として、生産部門は計画LTの短縮、販売部門は販売計画精度の向上、生販部門間連携としてSKU別在庫方針を策定し関係者合意を頂いた。更にSCM各施策実行の伴走をしながら施策推進のモニタリングKPIを検討し、更に(経営層からの要請により) SCMを統括する新組織の役割と責任を設計するご支援を実施した。
  • KPIの進捗を月次レベルでPDCAを回していきながら、生産部門は計画LTの更なる短縮、販売部門は需要予測スパンの拡大、生販部門間連携のプロセス機能不全箇所の是正を実施していき、最終的にはプロジェクト当初に狙っていた1)在庫の適正化、2)顧客サービスレベル (=顧客要望納期遵守率)の向上、3)キャッシュ回転期間の改善をいずれも実現することとなった。