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アットストリームパートナーズの取組紹介Case Studies

【取組事例006】問題解決力向上に着目した管理職育成支援

取組の背景

  • 業務面・制度面・システム面などで様々な問題が発生しており、個別に対応しているだけでは根本的・本質的な解決ができないとクライアントは感じていた。

  • 問題の真因を追究し、誰が主導権を持って、どの問題から着手すべきかを明確にする活動を展開したいが、社内人材だけではうまく進まない。問題解決に向けて、手法ならびに客観的な視点を加える目的で、クライアントから支援の依頼があった。

  • また、同時にその活動を通じ、実際の課題解決においては中心的役割を果たすことが期待される管理職(課長クラス)には、諸場面で応用可能な問題解決力を習得させたいという要望もあった。

  • そこで、問題点の整理・分析の作業はクライアント参画メンバーが主体的に行い、コンサルタントは手法の教授・進め方のガイド・検討内容のレビュー・アドバイスを行う形を採り、解決策の実効性を担保しながら参加メンバーのコーチングにも力点を置いたプログラム設計とした。

【プロジェクトの進め方】

成果・学び

  • 消費者・顧客からのクレーム、社内オペレーションで生じている問題、参画メンバーが実務上で感じている問題などを持ち寄り、問題点構造分析の手法に沿って領域毎に問題点構造図を作成した。
  • 構造化された問題点の中から「問題の核」(対策を打つべき対象)を特定し、解決策を討議した。この過程で参画メンバーの問題意識が刺激されて検討領域は当初想定のオペレーション面だけには留まらず、より広範で、経営的な視点のテーマ・解決策の検討に拡がっていった。
  • 解決策を次の3つの分け、それぞれを具体化した。
  •   ①すぐにでも着手できる施策の実行計画 
      ②システム/インフラの在り方の提案 
      ③サービス提供理念をキーワード化した社内意識統一の提言 
  • 最終的に、検討内容は経営会議において参画メンバーからの提言として経営幹部にプレゼンテーションされた。論理的で説得力があり、実効性も期待できる内容であったことから、経営幹部からも極めて高い評価を受けた。一部の重要な施策に関してはその後、社内推進組織が立ち上げられるなど、実現に向けて全社的に取り組まれるまでに至った。

文責コンサルタント

  • 田中 俊輔(Shunsuke Tanaka)
    アットストリームパートナーズ合同会社