アットストリームパートナーズの取組紹介Case Studies
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【サービス・方法論紹介002】再生企業の4類型と処方箋
概要
- 業績不振企業の窮境要因を探るうえで最初に確認すべきことは、【市場規模の推移】と【自社売上高の推移】を比較することです。
- 図1は、【市場規模の推移】と【自社売上高の推移】を比較し、業績不振企業を4つに分類したものです。
- 類型毎に、戦う場所(事業領域)が問題なのか、戦い方(経営戦略)が問題なのか、戦う体制(会社内部の仕組み)が問題なのか等、問題の所在が異なるため、症状にあった処方箋を検討する必要があります。
- 弊社が経営改善・事業再生のプロジェクトに取り組む際には、類型に応じた問題点の整理と対策(処方箋)の検討を進めています。
重点ポイント
- 中堅・中小企業の事業再生・経営改善は、【2.一人負け型】か、【3.経営機能不全型】のケースが圧倒的に多いと認識しています。
- 図2は食品製造業の経営改善において、問題の構造と改善策を整理したものからの抜粋です。事業DD(診断)の初期段階において、図1の3.「経営機能不全型」にあたると認識し、プロジェクトを進めました。
- 会社内部の問題点の整理を会社独自で進めることは難しいケースが多く、単に財務諸表の分析のみではなく、経営管理・オペレーション強化の側面から事業診断を進め、課題と改善策を明確にしていくことが、弊社の事業再生・経営改善サービスの特徴です。
●商圏が狭く、経営資源が潤沢ではない中堅・中小企業にとっては、ビジネスモデルや経営戦略をガラリと変えることは難しい
●一方、戦う体制(※)が整っていない企業がほとんどであり、これを改善することで、大幅な収益改善や黒字化が可能となるケースが多い
⇒すなわち、中堅・中小企業の事業再生の肝は、会社内部の課題を明確にして、着実に改善できるかどうか、がポイントであると考えています。
※会社内部の仕組み。例えば、オペレーションの非効率、部門間連携の欠如、管理会計(採算管理の仕組み、原価把握の仕組み等)の脆弱性、旧態依然とした業務慣行など